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「朝起きられない」思春期の自立神経失調症は心療内科に相談を
こんにちは。
伊勢佐木長者町駅から徒歩1分の精神科・心療内科【ストレスケアクリニック関内】です。
思春期のお子さまに、「朝、起きられない」「立ちくらみがする」「疲れやすい」といった症状はありませんか?
自律神経のバランスが崩れて、心身にさまざまな症状をきたす状態を「自立神経失調症」とよびます。
思春期にあらわれる心身の不調は、自立神経失調症の症状のひとつと考えられている「起立性調節障害」の可能性があります。
起立性調節障害とは
起立性調節障害とは、自律神経のバランスが崩れることで、血流の低下や心拍数の異常が起こります。
その結果、
・朝起き上がることができない
・食欲不振
・全身の倦怠感
などの症状があらわれるのです。
午前中に症状が出やすい傾向にあるため、学業に影響が出るケースや不登校になるケースも少なくありません。
また、午後には回復していることが多く、「なまけている」「さぼっている」と誤解されることがあります。
起立性調節障害の治療法
思春期は体や心の面で変化が大きく、自律神経の調節機能が乱れやすい時期です。
まずは、規則正しい生活を心がけましょう。
保護者の方は、決まった時間にカーテンを開けて太陽の光を取り入れたり、やさしく声をかけたりすることで、起床のサポートをしてあげてください。
また、運動習慣を身につけることも効果的です。
下半身の筋肉が強化されれば、心臓への血液量が増えることになります。
食事では、水分を多く摂り、不足しがちなビタミン・ミネラル・食物繊維を意識して摂取するようにしましょう。
症状によっては、昇圧剤や漢方薬を服用して、血圧や脈拍を安定させる薬物療法をご提案します。
お子さまの心身の不調は「ストレスケアクリニック関内」にご相談ください
起立性調節障害はめずらしい病気ではありません。
平成22(2010)年度の調査では高校生の女子で27.4%、男子は21.7%、中学生の女子では25.6%、男子は16.9%と、高い数値が確認されています。
【ストレスケアクリニック関内】では、お子さまと保護者の方からのお話をしっかりと聞いて、症状を改善させるために必要な治療をご提案します。
プライバシーに配慮したお部屋を用意していますので、どのようなことでもご相談ください。